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デング熱感染〜10月までは「ヤブ蚊」に気をつけよう!

 2014-09-09  内科

先月末から連日報道されているデング熱だが、東南アジアなどへ行かれているビジネスパーソンにとってはそれほど騒ぎ立てるものではないと感じたかもしれない。なぜなら、現地ではよく見かける病気だからだ。

デング熱は何か恐ろしい感染症のように報じられているが、実際はひどい風邪のようなものである。但し、デング熱ウィルスの特徴として、免疫学上は抗体依存性ウィルス感染症増強という現象があるのだ。

つまり、2度目にかかると場合によってはひどい状態、即ち出血熱やショック症候群を生じるのだ。

なぜ重症化するかというと、デング熱ウィルスには4種類の亜型があり、それぞれの亜型に対する抗体ができるので同じ亜型のデング熱にかかっても発症しないが、違う亜型のデング熱にかかると弱い免疫が働きだす。

これがクセモノなのだ。

弱い免疫が働くということは、無力化できずになんでも取り込んでしまうことを指す。従って、多くのウィルスが取り込まれることとなり、結果として重症化することになる。このようなデング熱ウィルスの特徴から、かからないにこしたことはないため、昨日も東京都の舛添知事が徹底的な蚊の駆除を訴えた。

実はデング熱を媒介する蚊は、ヤブ蚊の1種で元々日本の広い範囲に存在していた。ウィルスを持っていることに気付かない人が、入国後この蚊に刺されれば拡大するのは時間の問題ということになる。しかし、この蚊は北緯25度から南緯25度の間で繁殖し続ける。

日本のような温帯では10月までが成虫として存在できる限界で、そのあとは卵ないしは幼虫の状態で越冬する。成虫から卵へのウィルス移動はしないため、11月頃にはデング熱の流行は収束するとされている。

このような背景があるので、せっかくの秋のレジャーを台無しにしたくない人は10月までは油断せず蚊に刺されにくいようにしてほしい。公園や河畔へ行くときは長袖に。

ただし、ヤブ蚊は厚いジーンズの上からも刺してくるので、蚊のいそうなところへ行かなければならない時は防虫剤の付いた服を着るようにすると良い。

服飾メーカーが最近開発した防虫衣服は好調な売れ行きらしい。

なお、この蚊は昼間に活動する。

夜中に刺されてもデング熱にはならないので慌てないでほしい。

伊藤 院長 2014.9.9(火)記

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