食品添加物とは②(スタッフ レポート)
2013.12.21
院長の伊藤です。
それにしても最近は寒くなりました。
温かい食べ物、鍋やおでんが食べたくなります。
最近の鍋やおでんは種類も多く、具材選びに悩むとか。
「安全な食品をどのように選ぶべきか」という悩ましい課題を
「食品添加物」から解決しようと試みたスタッフは
やっと結論に達したようです。
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12/21(土)「食品添加物とは②」
スタッフ小野です。
前回に続き「食品添加物」についてです。
添加物の目的として、食品メーカーは高品質で保存性も高く、
消費者の好みで満足させる食品を提供するために添加物を
用いていると前回も書きました。
食品添加物には、化学の進歩により合成し作られた化学物質である
「合成添加物」、そして植物の実や花、野菜や魚介類を使用して
抽出した「天然添加物」の2つがあります。
そして、添加物の安全性は動物実験を通じて確かめられて、
「一日摂取許容量」(=ADI )とされています。
これは、「ヒトが一生その物質を毎日摂取しても健康に影響の出ない量」、
すなわち動物における無害と確かめた量(無毒性量)の通常1/100量を
ヒトが毎日食べ続けても安全な量としています。
一日摂取許容量=最大無毒性量×1/100
(安全係数;マウス→ヒトへ換算するので)
このADIに基づいて、添加物の規格基準が厚生労働省によって
定められています。
食品添加物は科学的な根拠に基づいて、リスク評価リスク管理を
されていて安全性が確認されています。
結局のところ、食品選びは消費者側の考え方次第であることは
変わりません。けれど、食の選択肢は増え続けています。
食の安全性、判断が難しい時代になっているからこそ、
正しい情報をキャッチすることが重要になります。
参考URL: http://www.jafa.gr.jp/tenkabutsu01/
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カテゴリ: 食品と栄養