風邪とウイルスについて

風邪とウイルスについて

2014.06.25

決算から続いた多忙期の疲れのせいか、6月に入って喉の痛みを主とした風邪症候群で

受診されるビジネスパーソンが多い。

風邪の原因の多くはウィルス性である。様々なウィルスが関与しており、症状からは

なかなか原因ウィルスを特定できないが、いくつかの特徴はあげる事が出来る。

 

以前騒がれたSARSはコロナウィルスの変異型が引き起こしたものだが、通常の

コロナウィルスは鼻風邪に関係している。同じくライノウィルスも鼻風邪に関係する。

これらのウィルスは一度感染しても抗体が出来にくいので何度も感染する。

予防には鼻や喉の粘膜を強化するしかないようだ。ライノウィルスは消化器症状を

起こさないが、これは酸に対する抵抗性が弱く胃で壊されてしまうからである。

 

目の症状や消化器症状を伴う風邪であればアデノウィルスもしくはエンテロウィルスが

関与している可能性が高い。特に発疹を伴う場合は麻疹や風疹を除外できれば、

エンテロウィルスの可能性が高い。飛沫感染だけではなく、接触や糞便、目の分泌物など

を介して伝搬するため、うがいのみならず手洗いや清潔なタオルを用いる事などが

感染を防ぐのに重要である。

 

今回の風邪はコロナウィルスやライノウィルスが関係していそうである。

という事は予防のためにはしっかりとうがいを行いのどの粘膜免疫を強化すること、

つまり、疲労を溜めないという事に尽きるのだ。
ビジネスパーソンにとっては梅雨に入り湿度高く、春からの疲れがでやすい季節だ。

しっかり身体を休めて欲しい。

 

伊藤院長 2014.6.25記

カテゴリー:内科




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