発作時間と頻度から考える「頭痛」

発作時間と頻度から考える「頭痛」

2014.06.18

ビジネスパーソンを悩ませる頭痛だが、

症状が出る時間や頻度からある程度いくつかに分類できる。

 

まず発作時間が短いものに片頭痛がある。

悪心・呕吐を伴い、女性に多く、家族性に生じる事が多い。

誘因としては飲酒、日光、授乳、チーズ、チョコレートの飲食などがある。

30分から60分でピークに達し、6時間から24時間ほどで消褪する。

 

また発作の時間は短いが、長い期間片側の目の奥が痛み、毎日同じ時間に

繰り返すものに群発性頭痛がある。これは男性に多い。

短時間でこれまでにないような痛みが突然生じて軽快した場合は必ず脳外科を

受診してほしい。一過性脳虚血発作といい、脳動脈瘤の破裂の予兆の頭痛であるからだ。

 

発作時間が長いものには筋緊張性頭痛が多い。

頭全体が圧迫されるように痛く、悪心は伴わないが光や音に過敏な反応を示す。

精神的な背景が発症に関与するようだ。

 

頭痛の持続時間が一定せず、期間が長い場合、症候性頭痛という何らかの疾患が

関係することがある。

発熱を伴えば髄膜炎などを疑い、薬剤服用があればその乱用を疑う。

さらに、むち打ち症の既往があれば低髄圧性の頭痛も考えたい。

 

このように発作時間や頻度である程度まで頭痛の種類は絞り込める。

もちろん治療も異なるので、病院やクリニック受診の際にはぜひ自身の頭痛の特徴を

伝えてほしい。

それによって診療もスムーズになり、ビジネスパーソンの時間節約にもなるはずだ。

 

伊藤院長 2014.6.17記

カテゴリー:内科




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