湿疹について

湿疹について

2014.02.14

湿疹について

 

湿疹という言葉は、皮膚病の代名詞ではないかと思えるほどよく使われている。

皮膚病というと抽象的だが、湿疹と言えば皮膚にできた赤い発疹などと

具体的に想像しやすいからだろうか。

実際に湿疹と訴えて皮膚科を受診されるビジネスパーソンは多い。

その多くは確かに湿疹である。外用剤を処方して診察は終了となる。

 

湿疹とは皮膚組織の最外層である表皮層に変化が生じた場合につけられる病名だが、

表皮内の免疫的な異常があることが基本条件である。

ところが表皮層の異常はそれ以外にも様々な原因で生じる。

これは表皮が人体で外界に接する一番大きな臓器だからであるが、

この当たり前のことを忘れると判断ミスが起こる。

 

例えば皮膚がんは、初期には湿疹と同様の紅斑として現れる場合がある。

いかにも湿疹のようなふりをするのである。

そこにだまされて湿疹と思い込んでしまうと、ステロイド剤をいつまでも処方し続け

腫瘍の拡大をまねくことになる。

 

水虫は一般的には陰部や足の趾間など蒸れやすいところに生じる。

しかし水虫を持っているペットと濃密に接触したりすると、接触した腕とか首とかに

病変ができてしまうことがある。

この場合も一見すると湿疹と似ていることが多い。

 

このように湿疹にみえても違っていることは少なくない。

湿疹と思って市販の軟膏を使い続けて治りが悪い場合、時には専門医に相談してみて欲しい。

 

 




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