蜂窩織炎について

蜂窩織炎について

2014.03.05

水虫を市販薬で治そうとしたのだが反ってひどくなってしまった、

虫刺されを放置しておいたら赤みが増してきた、

などの訴えで受診される方がときどきおられる。

 

診察してみると、水虫や虫に刺された部分が爛れて、そこを中心に紅斑と

腫れが広がっている。

ちょっとした怪我からも生じることがあるが、皮膚の深部に細菌が入り込み、

増殖した蜂窩織炎という状態である。

蜂窩織炎

皮膚は大まかに言えばサンドイッチのように3層構造をしているが、

ちょうどサンドイッチのバターにあたる脂肪組織の付近で細菌が繁殖すると

このような状態を引き起こす。

 

感染を抑制する免疫は働きにくいところゆえ、放置しておくとどんどん広がり、

足にできたものがあっという間に膝のあたりにまで達してしまうこともよく経験する。

こうなると危険である。

 

しかし、症状としては穏やかなこともあり、本人は至ってのんきなことが多いのも

この疾患にかかった人の特徴である。

よほど脅かさないときちんと治療に来ない患者さんもいっらしゃる。

 

忙しかったり、診察が面倒ということもあるのだろう。

自分で水虫を治療していて悪化させ、受診されるビジネスパーソンは多い。

無理せず、専門医に相談していただければ幸いである。

 




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