胃腸系以外の理由による嘔吐(中枢神経疾患)

胃腸系以外の理由による嘔吐(中枢神経疾患)

2014.03.21

「呕吐」と言えば、胃腸炎や食あたりを考えてしまうが、

実は様々な疾患に伴って生じることも多い。

その一つに頭部の疾患に関連して生じる呕吐がある。

 

脳は薄い膜でつつまれており、この膜には神経が通っている。

この膜に何らかの刺激が加わると呕吐や頭痛などの症状が出現する。

腫瘍のような固形物、血液のような液体、いずれにせよこの膜を刺激して

呕吐や頭痛を起こす。

 

何らかの衝撃でじわじわと出血が起こると徐々にかたまりとなり、

この膜を圧迫したりするのだ。

従って、頭部を強打した時には呕吐などの症状があるかどうか、

24時間程度の最低経過観察が必要だとされている。

稀に脳腫瘍で呕吐を生じることもある。

大抵は頭痛を伴っており、まさか脳腫瘍とは思わずに頭痛薬や制吐剤を

服用していることが多い。

 

以上のことから、頭部を強く打撲したり、嘔吐のような症状が続いている

ビジネスパーソンにはMRIによる検査をお勧めする。

放射能を浴びることもなく検査でき、血管造影剤も不要である。

 

呕吐とは言え油断は禁物、気をつけていただきたい。

 

 

 




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