細菌感染症について

細菌感染症について

2014.02.21

風邪をひいて発熱すると抗生剤の処方を希望される方が少なくない。
抗生剤とは細菌を殺すための薬である。成人の風邪の大部分はウィルス性なので適応外なのだが、子供時代の溶血連鎖球菌などによる風邪を思い浮かべてしまうのだろうと思っている。

熱がでると細菌が体のどこかで繁殖した、と考える事が多いと思う。
細菌は菌体それ自体が体と反応して熱を出すものや毒素を産生して熱がでるも
のなどがある。

菌体自体が熱を起こさせるのであれば抗生物質など細菌を殺す薬が効果を
発揮する。また食物であれば洗浄したり、熱を加えて菌を減らしたり殺したり
する事で感染から防御ができる。

一方、毒素産生菌の場合、既に食物などに産生されていると調理しても
壊れず、そのまま摂取され症状をおこしてしまう。
また破傷風のように体内に傷口から侵入して増殖し、毒素を産生する菌
の場合は症状がでて初めてわかる。
この場合、毒素が消えるのをひたすら待つしかなく、そうならないために
毒素を中和する抗体を作るべく、予防接種を行う。

ビジネスパーソンに特に気をつけてほしいのは急な海外出張の時だ。
食物や飲み水にこのような細菌が繁殖している場合が少なからずあり、
旅行者下痢症の原因となっている。

この他にも様々な細菌感染症がある。機会をみて少しずつ綴っていきたい。




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