漢方薬について⑶ インフルエンザ治療

漢方薬について⑶ インフルエンザ治療

2013.10.24

10/24(木)漢方薬について⑶ インフルエンザ治療

インフルエンザにかかった患者さんの治療として、西洋医学では抗インフルエンザ薬によってインフルエンザウィルスの放出を抑制しようとする。東洋医学(漢方)では体の中にある抗炎症物質である抗体を増強させ、ウィルスを撃退しようとする。従って、西洋薬だけで治療する場合の解熱剤は用いず、むしろ発熱を促進して抗体産生を活発にし、ウィルスが撃退されると発汗という現象で解熱させるという方法をとる。これは合理的な方法である。なぜならば、体温が上がると本来体の中にある酵素の反応を活性化して盛んに抗体産生を促し、自らの力で治療することになるからである。

例えば西洋薬の抗インフルエンザ薬タミフルを処方する場合、1日2回朝夕食後の服用をおこなう。これは体内で作用する一定の濃度を保つためである。一方漢方薬の場合、通常1日3回8時間おきに服用する薬を処方するが、急性期には2−3時間毎や頓服として服用するなど、その服用方法と服用間隔はさまざまであり、全て症状に合わせて決定される。

以上のように、西洋薬には西洋薬だけが持つ強さがある。しかし、漢方薬のような細かな調整ができない。漢方薬は年齢・体質・体力に伴う人の抗体産生能力には個人差があることを前提に作られているため細かくならざるをえないのだ。このように、漢方薬はより個人の実情に合わせて処方されることから、オーダーメイドの治療と言われている。

 

 

 




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