漢方の基本 気・血・水

漢方の基本 気・血・水

2013.12.15

12/15(日) 漢方の基本「気・血・水」

 

前回まで漢方治療判断の基本である「陰陽と虚実」について書いた。

今回はさらに踏みこんで「気・血・水」について書いてみる。

 

漢方医学を考えた古人は病因を3つに分けて考えた。

血液の異常「血」、血液以外の体液の異常「水」、それ以外の異常「気」である。

 

「 気」の異常は、全身性と局所性に分けて考える。

全身性の気の異常は気虚と呼ばれ、だるさが続く、疲れやすい、

食欲がないなどが当てはまる。

局所性の気の異常は、胸がつかえる感じが続く、頭がなんとなく重い

といった症状である。

 

「血」の異常は、貧血のような血液の不足と血液のうっ滞に分けて考えた。

血液の不足には貧血の他、爪の脆さ、脱毛、過小月経など症状がある。

また、血液のうっ滞は漢方医学の重要な概念のひとつで「瘀血(おけつ)」と

呼ばれる。

特徴は腹部を圧迫した時下腹部の左側で圧痛を感じること。

水で口をすすぎたいが、飲みたくはない。

体全体もしくは局所に熱が有るような気がする。

急性の瘀血として外傷も含める。

女性では、月経に関係した異常などがある。

 

血液以外の体液の異常である「水」の異常は、水毒と呼ばれる。

浮腫の他に頭痛、めまい、立ちくらみ、下痢などの症状があげられる。

 

漢方治療では、このような症状を前述の虚実、陰陽と組み合わせて診断していくので、

より個人個人の持つ特性に合った治療が可能なので、tailoredな治療方法と

言えると思う。

但し、人の身体は絶えず変化しているため、特に重い症状の場合は一般的に

調整期間が必要になることが多く、この時間がビジネスパーソンにとっては

欠点とみなされることもあるだろう。

 




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