寒くなると目立つ内科疾患 ⑵頭痛

寒くなると目立つ内科疾患 ⑵頭痛

2013.11.28

11/28(木) 寒くなると目立つ内科疾患 ⑵頭痛

 

寒さも増し、年の暮れも押し迫ってくると頭の痛いことが増え、

「頭痛」も起きやすくなる。

頭痛の大半は良性の症状である。

例えば、55歳以上で初めて発症し、発熱、神経症状、嘔吐などを

伴う場合は精査が必要であるが、それ以外の何度も再発する慢性的

頭痛はそうした心配は不要の場合がほとんどである。

 

このような慢性頭痛の代表は「片頭痛」と「筋緊張性頭痛」である。

「片頭痛」はその名の通り、片則性に起きる頭痛で食欲亢進、あくび、

感覚過敏、むくみ、疲労感などの気分変調が起きることもある。

遺伝性素質があり、家族性片頭痛や母親の遺伝子に異常があると

子供が全員片頭痛になる疾患等が明らかになってきている。

トリプタン製剤やエルゴタミン製剤、そして非ステロイド性

消炎鎮痛剤が用いられるが、これらの製剤には副作用が生じやすく

使いづらい人も少なくない。

そういう場合、漢方薬を用いると良いことがある。

「片頭痛」は、脳内の血管の異常な収縮と拡張、神経細胞の異常など

原因とされているが、呉茱萸(ごしゅゆ)という成分を含む漢方薬

を使うとこれらに作用して速やかに片頭痛が収まることが多い。
頭痛マーク

「筋緊張性頭痛」は後頭部から側頭部に向かって締め付けるような

痛みが両側性に起きる特徴がある。

「片頭痛」と違い悪心、おう吐は伴わない。

筋肉の緊張をほぐす薬や非ステロイド性消炎鎮痛剤が用いられるが

胃腸の弱い人では連用が難しいことがある。

このような人でも漢方薬ならば連続して服用することができる。

この場合は葛根をふくむ製剤を用いる。

こちらも速やかに痛みが軽減することが多い。

 

体質に合わせて薬を上手に活用することで、この時期の

ビジネスパーソンの悩ましい「頭痛」を乗り切っていただきたい。

 




カテゴリ: