寒くなるとおきやすい「高血圧」⑸−できることから対策する

寒くなるとおきやすい「高血圧」⑸−できることから対策する

2013.11.07

11/7(木) 寒くなるとおきやすい「高血圧」(5)ーできることから対策する

 

これまで異なる予防という視点から「高血圧」を述べてきたが、

ここで「高血圧」という疾患の原点に戻ってみる。

高血圧については、インターネット上でも調べることができるが、

高血圧の90%が「本態性高血圧」と言われ、日本人の3大死因の「がん」、

「脳血管疾患」、「心臓病」との関連性も非常に高い。

高血圧の種類

 

この疾病は遺伝的因子と環境的因子(生活習慣)の関与率がそれぞれ50%

と言われており、この他に加齢(日本人の65歳以上の60%が高血圧)が加わる。

遺伝と加齢は避けられなくとも、環境因子(生活習慣)の改善は可能である。

 

本態性高血圧の因子

 

そこで、前回の減塩に引き続き生活習慣の見直しと改善について述べていく。

今回は「食事」、「体重」、「運動」、「節酒(禁酒ではない)」、「喫煙」、

について取り上げる。

当たり前の聞き慣れた内容でも、これらは軽度であっても降圧効果があるのだ。

 

食事では、野菜と果物の積極的な摂取は勧められている。

コレステロールと飽和脂肪酸(牛肉、豚肉、ソーセージ、チーズなど)は摂取を制限し、

代わりに不飽和脂肪酸(サラダ油、オリーブオイル、ごま油、などの植物性油脂やイワシ、サバなど)

の摂取が勧められている。

 

野菜と魚

 

体重は4~55kg減らすだけで有意な降圧を得られることがわかっている。

BMI(体重÷身長の2乗)25未満が目標である。

運動も降圧効果ははっきりしており、1日30分以上で良い結果が得られる。

ただし、やり過ぎると運動中に血圧が上がる場合があるため注意は必要である。

 

ランニングとプールでの運動

 

節酒(禁酒ではない)であるが、飲酒は基本的に高血圧のほか脳卒中、アルコール性心筋炎、

ならびに癌の罹患率を上げる。従って大量飲酒は好ましくない。

節酒とは、1日ビール中瓶1本、日本酒1合、ウィスキーダブル1杯、ワイン2杯弱を指す。

 

飲酒量

 

喫煙は一過性の血圧上昇を引き起こす。

しかし、一般には喫煙者の血圧は非喫煙者に比べて低いことが多い。

喫煙は血圧以上に癌や脳卒中などと強力に関連している。禁煙が必要なことは言うまでもない。

 

禁煙

 

次回は環境的因子の中のストレスについて述べる。

 

 

 

 

 

 

 

 




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