寄生虫による下痢について

寄生虫による下痢について

2014.03.27

企業の海外進出に伴い、アジア・アフリカ・中南米の地方都市に

行かれるビジネスパーソンも増えている。

大概は現地の良いホテルに泊まるが、中にはひどい宿に

泊まらざるを得ないこともあるらしい。

そのような場合にいくつかの注意点が生じるが、

最も気をつけるべき点は食物・水である。

寄生虫の嚢胞がわずかでも含まれていると容易に感染するためだ。

 

代表格はランブル鞭毛虫症とアメーバ赤痢である。

細菌性腸炎と違って、発症は1-3週間後から始まる。

下痢が長く続き、アメーバ赤痢の場合は血便も伴う。

診断は便中の嚢胞を見つけることで、治療はメトロニダゾールという駆虫薬を用いる。

ランブル鞭毛虫とアメーバ赤痢

 

アジア・アフリカ・中南米の地方都市に行かれたビジネスパーソンが、

帰国後1週間以上経過してからの下痢であっても、病院やクリニックを受診される場合は、

必ず医師に対し途上国の地方都市へ行ったことを話すことが大切だ。

そして、熱帯病や寄生虫症を鑑別診断してもらえそうな医師に診てもらうことである。

 

なぜかというと、熱帯病が現在の日本の気候風土ではあまりない疾患ということもあり、

日本の医学教育カリキュラムでは熱帯病にはさほど力を入れていないためだ。

ホームページ等で確認されてから受診すると良いと思う。

 

 

 




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