外用薬・軟膏のつけ方

外用薬・軟膏のつけ方

2016.01.17

Ointments and Gels Properly

暖冬とはいえ、さすがに冬本番、寒さと共に湿度も下がってきた。
この時期は皮膚の乾燥とかゆみを訴えるビジネスパーソンが増える。

しかし、軟膏やクリームを初めて処方する際に、実際にその軟膏をつけながら説明すると、
「知らなかった」という反応をされるビジネスパーソンが意外に多い。
へえー」と声に出され感心されるビジネスパーソンもおられるくらいだ。
今回は乾燥でお悩みのビジネスパーソンに、正しい軟膏のつけ方をご紹介したい。

とは言っても、知ってみるとあまりにも当たり前すぎてガッカリされそうだが、
軟膏やクリームを効率良く効果的に使うことにつながるので、ぜひご記憶いただきたいのだ。

今回ご紹介するのは、1FTU (finger-tip-unit) と呼ばれる手法で、特にステロイド剤の過剰塗布
による副作用を避けるために考案された方法である。

両手掌ほどの広さに対し、軟膏・クリームはいずれも人差し指の先端から第一関節までの約1cmほどの長さを取る。それを少しずつ優しく叩くように患部に置いていく。
なぜすり込むのではなく叩くのかと言うと、ただですら弱っている患部をこすりつけてしまうと摩擦でさらに「かゆみ」が生じてしまうからだ。

処方された外用剤を塗ってもあまり改善しないと悩んでおられる方には、一度この方法を試されると良いと思う。

冬や夏に関係なく「かゆみ」に対しては、軟膏・クリームなどの外用薬の処方が断然多い。
効果を得るためには、つけ方はとても重要だ。簡単なことなので、ぜひお試しただきたい。

伊藤 院長 2016年1月17日(日)記
カテゴリー:皮膚科、薬の処方と利用方法




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