夏の痒みを伴うおとなの発疹とその原因 

夏の痒みを伴うおとなの発疹とその原因 

2014.08.08

夏に痒みを伴った発疹で来院されるビジネスパーソン共通の気がかりとして、

他人(特に子供)にうつらないかどうか、また、内蔵からきたものではないか

どうかの2つが最も多いようだ。

 

「一般的な生活の範囲でのめやす」として述べると、

まず他人への感染については、とびひに感染する子供と違って大人は

感染しないため、他人にうつす可能性は低いと考えてよいと思う。

次に、内蔵からきた発疹かどうかであるが、発疹が局所性か全身性かというのも

一つの目安になる。実は外来で診察する発疹は7−8割が局所性で、

残りが繰り返される蕁麻疹や元々あるアトピー性皮膚炎の悪化、そして

がんなどの内科由来と言われている。

 

夏の局所の痒みを伴う発疹の治療には原因をつきとめなくてはならないが、

何よりも生じた頃の生活歴が重要になる。

例えば、外出先での夏のヤブ蚊やブユ。ゴルフ後足だけに生じた発疹、

水辺で過ごした後の発疹。外出しなくても、下着に残った洗剤や家の中の

ダニなどが原因の場合もある。

さらに夏は汗による接触皮膚炎も容易に起きやすい。

汗が接着剤の代わりをするためだ。普段は何ともないネックレスで金属

アレルギーを起こしたりもする。このように、局所の発疹原因も様々である。

 

そうは言っても、たかが虫さされと思って放置したところ、靴も履けないほど

足がどんどん腫れて蜂窩織炎になってしまったビジネスパーソンも

実際多くおられる。

 

明日から夏休みで家族と外出されるビジネスパーソンも多いと思う、

せっかくの家族との時間に一人苦しむことにならないよう、

異常なかゆみや腫れがある場合は、我慢せずにただちに皮膚科専門医に

診てもらってほしい。

 

伊藤院長 2014.8.8(金) 記
カテゴリー:皮膚科




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