優しくケアしよう!「まぶた」や「頬」の発疹(腫れ)

優しくケアしよう!「まぶた」や「頬」の発疹(腫れ)

2014.09.02

顔面が腫れたと早朝駆け込んでくるビジネスパーソンは少なくない。

特にまぶたに発疹が生じると腫れのようにも見え、明らかに目立ってしまうのと、

営業にさしさわるため、ことのほか焦ってしまわれるようだ。

 

特に今の時期は虫刺されや植物との接触による発疹(腫れ)が多い。

休日明けにはひりひり感と腫脹が顔面に生じたり、日焼けと訴える方が多いが、

中には日焼け止めによる「接触皮膚炎」も混在する。

 

顔の皮膚構造は他の部位と違って皮下組織が薄く、汗腺や脂腺など付属器も多く分布して

いるため皮膚がトラブルを起こしやすい。皮下の血管の腫れも反映されやすい。

特にまぶたや目の周りは皮膚の下層がルーズなのでより腫れやすい。

 
いずれにせよ、まぶたに生じた発疹は多くの場合すみやかに軽快することが多いが、

頬部の発疹は簡単ではないことが多い。

 

例えば、接触皮膚炎と紛らわしい疾患に「丹毒」という感染症がある。

特徴は片側の額や頬部が腫れることで、紅斑の境界がやや不明瞭でなおかつ顔の片側

にしか生じないことだ。原因は顔の皮膚は薄いため、細菌が皮膚の下に達しやすく、

ちょっとした傷から広がりやすい。

 

さらに、両側頬部が赤く腫れる場合、膠原病を疑うことが多いが、顔は全身状態の鏡と

なることもあって、ビジネスパーソンに見られる例として高血圧による腫れがある。

健診で高血圧を指摘されていながら放置していたようなケースでよく見られる。

 

このように顔面の発疹(腫れ)も部位によって一筋縄では行かない場合もある。

外用剤も浸透しやすく副作用も生じやすいため、優しくケアして欲しい。

 

伊藤 院長 2014.9.2(火) 記
カテゴリー:皮膚科

 




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