ストレスと病気 ⑴胃腸
2013.12.03
12/3(火) ストレスと身体への影響 ⑴胃腸
いよいよ師走に入り今年も残すところ1ヶ月を切り慌ただしくなってきた。
忘年会の季節だ。
しかし、宴会の予定を考えただけで憂鬱になる、とおっしゃる
胃腸が弱いビジネパーソンもいらっしゃる。
そんなビジネスパーソンが心配するのは、周囲とのお付合いで
気を遣って食べたりしなくてはならないことが「ストレス」に
なるのかもしれない。
「ストレス」と「胃腸」とくれば、「胃潰瘍」を思い浮かぶ方は多いだろう。
実際は「胃潰瘍」の原因は「ストレス」ばかりではない。
胃を弱らせる原因の1つにはヘリコバクター・ピロリ菌によることがわかっており、
この菌によって弱った胃にストレスが加わると「胃潰瘍」に進展するとされている。
従って、この治療(内服療法である)を行えばストレスにさらされても
「胃潰瘍」になることはほとんど無くなる。
他の原因としては、非ステロイド性抗炎症薬での服用があげられる。
腰痛などで持続的に服用していると胃が弱り、そこにストレスが加わると
ますます潰瘍を作りやすくなる。
従って、この治療は薬の中止と「胃潰瘍」の薬の内服になる。
これらの代表的な「胃潰瘍」の原因に該当しなくても「ストレス」がかかると
腹痛、食欲不振、胸焼け、げっぷなどが生じること。
発症早期に内視鏡で調べると発赤や浮腫、びらんがあったりする。
しかし、軽い場合が多く、安静と刺激の少ない食事を摂取することで軽快する。
「ストレス」を感じながら、このタイプの胃炎になりやすいビジネスパーソン
への予防対策提案として、ストレス値を簡易に調べる方法がある。
これによってどのような時にストレスがかかるかを探し、ストレスの多そうな時に
前もって薬を服用するという方法が取れるからだ。
簡易法ストレス検査は口の中にスティックを30秒ほど入れるだけで終わる検査だ。
ストレスはかなり数値化できるようになってきたので、参考に調べてみるのも良いと思う。