検査指標でアトピー性皮膚炎をコントロール

検査指標でアトピー性皮膚炎をコントロール

2014.05.08

最近、アトピー性皮膚炎で受診される方が増えている。

気候が良くなり発汗やアレルギー物質との接触などの機会が増えているためだろう。

 

アトピー性皮膚炎は遺伝的背景を伴った慢性疾患に移行する湿疹である。

全身の皮膚のバリアがもろくなり、アレルギー物質が簡単に皮膚表面から

体に入りやすくなるために起きる痒みを伴う病気だ。

その「かゆみ」が無意識の搔爬行動をおこし、さらなる痒みを生み

症状を悪化させてしまうという悪循環に陥ってしまう傾向が多い疾患だ。

 

小児期に発症し、成人期に落ち着く事が多い。

しかし、30歳代、場合によっては40歳代に突然再発する事もある。

不規則な生活や仕事のストレスが引き金になる事が多く、アトピー性皮膚炎を

患っているビジネスパーソンは要注意である。

 

こうした予測しずらいアトピー性皮膚炎の症状をコントロールするための新たな

指標TARC(タルク: thymus and activation-regulated chemokine)という血液検査が

一般的に利用できるようになり、数年前から健康保険の適用にもなっている。

 

この検査によって、軽度に見える皮膚炎が容易に悪化していくものであったとか、

逆に重度に見えるが治療の効果によって良くなるだろうといった予想できるように

なってきた。

 

アトピー性皮膚炎に悩まされているビジネスパーソンは多い。

このTARCを利用した治療をいきつけの皮膚科専門医に改めて相談されてみるのも

1つの方法と思う。

 

 




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