「気胸」について

「気胸」について

2014.01.30

1/30(木) 「気胸」について

 

内科の外来は風邪のシーズンを除き、一般的には年齢層がやや高いビジネスパーソンが多い。

そんな中で若いビジネスパーソンが突然の胸痛で受診されるとまず思い浮かべるのが「気胸」という疾患である。

 

「気胸」とは突然肺がしぼんだ状態のことをいい、胸痛、呼吸困難および咳嗽が生じてくる。

「気腔」をイメージしやすいように説明すると、

肺は胸腔という入れ物に入っていて、その表面は薄い膜で覆われ密閉されている。

これによって胸腔内の圧力を低くし肺が膨らむようにできている。

しかし、この膜が破れ空気が胸腔内に漏れたら、胸腔内の圧力が高くなり肺は膨らむことができず

縮こまってしまう。これが「気胸」という状態である。

 

膜が破れる理由は色々あるが、若い人に起きる場合の多くは膜の一部に弱いところがあり、

そこが突然破れて生じることが多い。怪しいと思ったら聴診の他、胸部X線検査が必要になる。

場合によってはCTを撮ることもある。

 

若いビジネスパーソンだけでなく、やや高齢で喫煙のため肺気腫を持っているビジネスパーソンは注意が必要だ。

肺気腫がやぶれて生じることもあるからだ。

そう簡単には命に関わる事態にはならないので、胸痛が起きてもまずは落ち着いて対処してほしい。

 




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