「喘息」について

「喘息」について

2014.02.03

2/3(月) 喘息について

 

風邪が流行ってきている。

風邪は万病の元というが、確かに様々な病気を起こすことが少なくない。

喘息もそのひとつである。

喘息という名前は広く知られていて、ヒューヒューという呼吸音がして

呼吸が苦しいと喘息として受診される。

慣れている場合は受診せずに安静にして持参薬で経過をみていることもあるようだ。

喘息の本質はかなり明らかにされており、単なる気管支の痙攣というよりは

気道の慢性炎症が原因とされている。

つまり、空気の通り道に腫れやすい敏感な状態が常にあり、様々な外来刺激で

悪化しやすいということだ。

このため炎症を抑える吸入薬などが治療では用いられる。

 

問題は息が苦しくヒューヒューに似た呼吸音が聞かれると

すべて喘息と思ってしまうことにある。

似たような症状をおこす典型的な疾患にCOPDがあげられる。

これは喫煙によって肺が充分な酸素交換ができなくなった病気である。

動くと苦しくなり息切れがする、胸部X線で典型的な像を示すなどの点から

鑑別しているが、初期の症例では喘息との違いがはっきりせず

見分けるのに難しいことがある。

治療は喘息とは違って酸素吸入と気管支拡張剤がまず使われる。

 

また他の病気では急性喉頭蓋炎もあげられる。

喘息が肺に気道の狭窄を起こす病気であるのに対して、のどの急激な腫れが

喉頭蓋炎の特徴で、細菌感染によって起こされる。

従来はクループ症候群と言い子供の病気であったが、最近は成人でも見られるようになって来た。

恐ろしいのは急速に呼吸困難が生じ、最悪の場合窒息死してしまうことだ。

犬がほえるような呼吸音がするが、なれていなければ喘息と思ってしまうだろう。

 

このような疾患もあるので疲労気味のビジネスパーソンは風邪を引かないよう、

充分な防御策(マスク、手洗い、うがい)をとり、出来る限り睡眠と栄養をとって

冬を乗り切ってほしい。




カテゴリ: