化学熱傷について

化学熱傷について

2014.03.13

時として直接触ってはいけないものも扱わざるをえないのがビジネスではあるが、

その例のひとつに「化学熱傷」がある。

 

「化学熱傷」とは、腐食性の物質による身体の損傷を指す。

清掃用のハイター(過塩素酸)、水酸化ナトリウムのようなアルカリ、半導体装置を

洗浄する時に用いるフッ化水素酸などの腐食性化合物が引き起こす。

このような物質に知らずに触れてしまったときには適切に対処することだ。

 

治療の基本は大量の水による洗浄である。

特別な化合物をのぞいて中和剤は用いない。

例外はフッ化水素酸およびイソシアネートでそれぞれカルチコール、

イソプロピルアルコールを用いる。

 

通常の熱傷との大きな違いは、これらの物質の活性が無くなるまで

やけどの反応が続く、すなわち組織の深くまで損傷が起きることである。

クロム酸などは容易に内臓障害を来す。

またアルカリの場合には麻酔作用があるため痛みが数時間は生じないことも厄介だ。

 

新たな部署に移り、これまで扱ったことのない器械や商品を担当する場合には、

扱うものの特性を把握した上で対処できるようにしておくことは必要と思う。

 

 




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