「丹毒」について

「丹毒」について

2014.01.14

1/14(火) 「丹毒」について

弱り目に祟り目というが、この時期疲労している所に風邪を引き弱っているところに

うっかり怪我をしてしまったという想定で考えてみたい。

元気なときなら問題にならない傷口に皮膚表面いるばい菌が入り思いがけない病気を

引き起こすことがある。これが丹毒である。

 

丹毒とは皮膚の傷口から溶血連鎖球菌という毒素産生性の菌が入り込み、皮膚の浅い組織で

増殖、毒素をまき散らす病気である。菌が侵入して数日後、突然発熱と寒気が起こり、

頬や足などが腫れて赤くなってくる。通常の経過であれば1週間ぐらいで軽快し、

カサカサした皮膚を形成して治癒する。

 

治療は抗生物質の投与であるが問題は診断である。接触皮膚炎、虫刺され、じんましん、

帯状疱疹など他の疾患との鑑別がなかなか難しいことが多い。

検査をしてもこれといった決定打はなく、CRPという数値の高さなどで予想せざるを得ないことも

多々ある。

 

健康体であれば多少弱っていても問題はないと思われるが、糖尿病など持病がある人は

悪化させないように注意が必要だ。稀には怖い壊死性筋膜炎という病気が起きることもある。

最もこの病気は発赤・腫脹に加え、痛みが強く症状がどんどん進行するので注意深く

観察していればおかしいと気がつくはずである。

疲れと怪我、忙しいビジネスパーソンには本当に気をつけてほしいものだ。

 




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