「下痢症」について

「下痢症」について

2014.01.02

1/2(木) 「下痢症」について

 

今年はお正月休みも長く、ビジネスパーソンの宴会をはじめ飲食の機会も多くなりそうだ。

飲食後に腹の調子が悪くなり、下痢をすることもあると思う。

 

下痢症は大別すると、持続期間が2週間以内の急性と3週間以上の慢性がある。

急性下痢症の90%以上は感染症が原因と考えられている。

ほとんどの場合、程度は軽く自然に治癒するため検査をしたり、治療をすることはない。

ただし酷い脱水、高熱、血便、激しい腹痛などを伴った場合は診察、治療を受けるべきである。

 

慢性下痢は非感染性であり、系統的な分類とそれを念頭に置いた検査、

診察が重要になってくる。

幾つか分類があるが、分泌性、浸透圧性、炎症性、腸管運動機能不全による下痢などが

あげられる。

 

慢性下痢症の中でも分泌性下痢は、市販の薬物ないし処方された薬物が

原因であることが多く、絶食しても関係なく続き、痛みを伴わない。

浸透圧性下痢は、健康サプリメントやマグネシウムを含む胃薬などで

腸の中に水分を呼び込ませることで起きるが、絶食と原因薬剤の中止でなおるのが特徴である。

炎症生下痢は発熱、出血、疼痛などを伴う。

 

ただし、この他にも腫瘍による場合や潰瘍性大腸炎、クローン病による場合があり、

内視鏡などによる精査が勧められる。

腸管運動機能不全による下痢は過敏性大腸症候群がその代表である。

様々な刺激に対する腸の運動の過剰な反応が原因となる。

 

このように、下痢は身体に起きている何らかの異常を知らせるシグナルと言える。

慢性の場合は、消化器内科専門医に早めに診てもらうことを強くすすめたい。

消化器




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